定年まで10年を過ぎ何をすべきか?_第二回 傾聴 

前回先輩方の行動を観察し気づいたなかで、『部下に使われる人材となるべく信頼関係を持つ。』に関し、会話の面で二通りあると考えます。
話すことが上手な人、聞くことが上手な人。中には両方にひいでている方もいらっしゃる方もおられるかもしれませんね。

ただ、出世を目指している方なら前者「話すことが上手」な方が良いかもしれませんが、再雇用等で役職の看板を下ろした場合はどうなのでしょう?
今後求められる事は自分をアピールすることなのでしょか?今私の立場から考えると、困ったときに話を聴いてくれて、アドバイスを頂くために先輩方に尋ねる事で、決してその人の自慢話や理想を聞くことではないと考えます。

なぜなら、もと上司に理想を話されても「なぜ貴方が上だった時に、その事を実現しなかったのですか?」と思うばかりです。

そこで、私は後者の「聞くことが上手な人」を目指すべく今から「傾聴」を習得しようと考えております。

傾聴とは一言でいうと「耳を傾けて熱心にきく」ことなのですが、意外とこの聞くことが難しいんです。

傾聴で相手の全てを話されるまで、気をつけなくては行けないポイントが

  • アドバイスをしない・説得しない。
  • 自分が話すぎない・話をかぶせない
  • 話を遮らない、間や沈黙に我慢できず話をしない。
  • 聴きたいことを誘導しない。
  • 否定しない。批判しない。反論しない。
  • 話に集中しない。無反応。

と私の今まで社会人生活での会議等で話されている内容とは180度異なり、言いたいことを、まず我慢することから始めなければならない技法です。

しかし、あの方に話しても「理想ばかり話されて聴きたいことを答えてくれない」よりも的確なアドバイスができなくても「私の話を最後まで熱心に聴いてくれる」ほうが再雇用者に私が求めていることで、更に今後自分がその立場になた時に、なりたい姿だと考えております。

この技法習得は私的には今までの考え方を一からやり直すほど大変なことですが、定年までまだまた時間はありますので何とか習得したいと考えます。


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